正社員を辞めたい。でも、収入は落としたくない。

この2つを同時に言うと、たいてい「わがまま」と受け取られます。
でも僕は、わがままだとは思いません。

薬剤師という資格には、それを両立させられる働き方が実際にあるからです。

こんにちは。薬局薬剤師のとんぷくです。薬剤師歴19年、転職は4回、管理薬剤師は通算10年やってきました。

ファル・メイトは、薬剤師は続けたいけれど、正社員という形はもう無理かもしれないという人のための会社です。

理由は、この会社が派遣と単発に軸足を置いているからです。
正社員紹介も扱っていますが、看板はそこではありません。
だから、正社員以外の相談をしても話が早い。

僕はファル・メイトを使ったことがありません。
たくさん調べてわかったことと、派遣を受け入れる側にいた人間として言えることを書きます。

運営会社の概要

オフィスビルのイラスト

公式サイトの会社概要に出ている内容です。

項目 内容
会社名 株式会社ファル・メイト
設立 2004年7月12日
資本金 4,000万円
従業員数 2,296人(2025年3月時点)
本社 大阪市中央区安土町
事業内容 薬剤師の紹介・派遣事業
有料職業紹介事業 27-ユ-300093
労働者派遣事業 派27-300161

拠点は12か所。札幌・仙台・大宮・東京・立川・横浜・静岡・名古屋・神戸・広島・福岡・熊本です。

薬剤師の紹介・派遣に事業を絞っている会社で、設立は2004年。20年以上この一本でやっています。

従業員2,296人の意味

派遣会社の従業員数は、稼働中の派遣スタッフを含めて数えるのが普通です。
つまりこの数字は、社内の規模ではなく、「それだけの人数が、実際にこの会社経由で働いている」と読みます。

派遣は、案件がなければ人が離れます。

2,000人規模が動いているということは、それだけの就業先を継続的に確保できている、ということです。

許可番号(27-ユ-300093/派27-300161)の「27」は大阪府の番号です。
紹介と派遣、両方の許可を持っています。

派遣で働くなら、派遣事業の許可があるかは絶対に確認してください。
紹介の許可しかない会社は、派遣を扱えません。

派遣の時給が高い理由

給料袋と給与明細のイラスト

公式のサービスページには、時給3,100円〜3,800円の事例、年収550万円〜800万円の事例が載っています。
社会保険は条件を満たせば加入でき、半年継続すれば勤務日数に応じて有給も付く、と書かれています。

念のため書いておくと、これは事例であって、あなたに保証される金額ではありません。
地域・時期・案件で変わります。
相場感として読んでください。

そのうえでなぜ派遣の時給がここまで高いのかは、雇う側の事情を知ると腑に落ちます。

薬局が派遣を頼むのは、たいていこの3つのどれかです。

  1. 急に欠員が出た(退職・休職・産休)
  2. 募集をかけたが、正社員が採れない
  3. 繁忙期や新規開局で、一時的に人が要る

どれも共通しているのは、「困っている」ということです。
管理薬剤師として現場の人繰りをしてきた立場から言えば、シフトに穴が開いたときの焦りは相当なものです。
そこに来てくれる人には、高い単価を払う理由があります。

つまり派遣の高時給は、技術料ではなく「すぐ来て、すぐ回してくれること」への対価です。
ここを理解しておくと、次の話につながります。

薬局に歓迎される派遣薬剤師

白衣を着た薬剤師2人が話しているイラスト

正社員から派遣に移ることを考えている人に、いちばん伝えたいのはここです。

派遣で行くと、あなたに期待されるのは「即戦力」であって「伸びしろ」ではありません。
新人を育てるつもりの現場に、時給3,000円は払いません。

受け入れる側から見て、ありがたい人はだいたい共通しています。

  • その日のうちに、その店のやり方に合わせてくれる(自分のやり方を持ち込まない)
  • 分からないことを、早い段階で聞いてくれる
  • レセコンと分包機に、ある程度慣れている

逆に、しんどいのは「前の職場ではこうでした」が多い人です。
正しさの話ではなく、短期間で回すという目的に合っていないんです。

これは派遣が下に見られているという話ではありません。
求められている役割が正社員とは別というだけです。
そこを最初から分かって行く人は、どこに行っても歓迎されます。

そして裏を返せば、19年やってきた薬剤師にとっては、これは十分こなせる役割です。

ファル・メイトが向く人・向かない人

メリットとデメリットの札を持つ女性のイラスト

ここまでの内容を、自分に当てはめられる形に整理します。
分かれ目は「安定」と「自由」の、どちらを今いちばん必要としているかです。

ファル・メイトが向く人

  • 正社員の責任(管理薬剤師、加算、監査対応、シフト管理)から一度降りたい人
  • 収入を大きく落とさずに、勤務日数を減らしたい人
  • 家庭の事情で、働ける曜日や時間が限られている人
  • 12拠点のある都市圏に住んでいる人

とくに「管理薬剤師をやめたいが、年収は維持したい」という人には現実的な選択肢になります。
役職手当を失っても、時給ベースなら埋められる可能性があるからです。

ファル・メイトが向かない人

  • 拠点から遠い地方の人。12拠点は都市部に集中しています。派遣は「通える距離に案件があるか」が全てなので、ここは正直に見たほうがいいです
  • 安定した雇用が最優先の人。派遣は契約期間があります。更新されないこともあります
  • 管理薬剤師や役職に就いてキャリアを積みたい人。派遣ではその経験は積めません

僕自身は正社員を選び続けてきました。
役職を持って店を作る面白さは、派遣では味わえないと思っているからです。

ただそれは僕の選択であって、正解ではありません。

紹介予定派遣という選択肢

正社員から派遣に移ることを、片道切符だと思っている人が多い印象があります。

そんなことはありません。紹介予定派遣という形があります。
一定期間派遣として働いてから、双方が合意すれば正社員になる仕組みです。

ファル・メイトもこれを扱っています。

これ、採用する側から見るとかなり合理的です。
面接を何回やっても、実際に一緒に働くまで分からないことはあります。
数か月一緒に働いた人を採るほうが、失敗が少ない。

転職で一番怖いのは、入ってみたら違ったという失敗です。
僕は1回目の転職でそれをやりました(薬剤師転職でやってしまった失敗談に書いています)。

紹介予定派遣は、その失敗の確率を構造的に下げる方法です。

まとめ

上向きの矢印を駆け上がる人のイラスト

ファル・メイトを検討するなら、次の5点を押さえておけば判断できます。

  • ファル・メイトは2004年設立、薬剤師の紹介・派遣に特化した会社。紹介・派遣とも許可あり
  • 従業員2,296人は稼働中の派遣スタッフを含む数。案件を継続的に確保できている規模と読める
  • 公式に出ている時給3,100〜3,800円は事例。保証ではないが、相場感としては参考になる
  • 派遣の高時給は「すぐ来て、すぐ回す」ことへの対価。即戦力を求められる前提で行くとうまくいく
  • 向くのは、責任から一度降りたいが収入は落としたくない人。向かないのは、12拠点から遠い地方の人と、雇用の安定が最優先の人

正社員を続けることだけが、薬剤師を続けることではありません。
形を変えれば続けられる、という選択肢があることは知っておいて損はないと思います。

登録して話を聞いたら、その中身はあらためて書きます。

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それでは、また。