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【転職に失敗した】薬剤師転職でやってしまった失敗談

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!薬局薬剤師として17年、転職を4回経験しているほっしーです。

現在は地方の調剤薬局で管理薬剤師として勤務しています。

今回は僕の転職経験の中から失敗例を紹介します。

薬剤師の転職でやってしまいがちな失敗を

  • 実際の経験をもとに
  • 何が原因だったのか
  • どうすればよかったのか

を交えて紹介します!

この記事を書いた人

名前:ほっしー(39)
職業:薬局薬剤師(管薬)
転職:4回経験あり
備考:一包化が好き。妻は病院薬剤師(パート)

この記事を読むことで、薬剤師が転職で失敗しないための方法も知ることができます。

そして転職に失敗せず、良い職場で働ける可能性が高くなります。

そうすると日々のストレスが軽減し、毎日楽しく過ごせてしかも今より健康になります。

僕も2年前に転職した際には失敗しないようにじっくり進めたので、以前より上手に転職できました(お仕事ラボを利用)。

あなたの参考になれば嬉しいです。

ぜひ最後まで読んでみてくださいっ!

何をもって成功?失敗?

転職したあと、何をもって成功・失敗と判断できるのでしょうか。

転職の理由は人それぞれで、大きく分けて5つに分類されます。

  • 年収・待遇
  • 会社での人間関係
  • 労働環境
  • 女性の結婚・出産・育児にかかる転職
  • 新人薬剤師の挫折

こういった理由で転職をされる場合、上記が解決できるかどうかが成功・失敗の判断基準のひとつになりますが、100%解決できなくても本人が納得すれば良いのでは?と思います。

たとえば同じような人間関係の悩みは結局ありそうだが、前職より給料はアップしたからOK、とか

給料は据え置きだが職場環境がめちゃくちゃ良い!とか

ようするにスペック全体の比較でどうなったか、これが納得できれば転職成功と言えるでしょう。

転職経験がある僕の失敗体験談を読んでいただき、転職を失敗しないためにはどうしたらよいかを考えましょう。

薬剤師の転職【ほっしーの失敗談】

僕はこれまで転職を3回経験していますが「この点は失敗だったな」と思うこともあるので、正直にお伝えしますね。

失敗談①自分に合いそうな環境を吟味しなかった

大学時代を福岡で過ごした僕は、国試が受かった4月に就活を始め、5月から東京で働き始めることになります。

新卒時の話なので本当に何もわかっていませんでした。

ほっしー

仕事って何?まぁ国試勉強してればなんとかなるっしょ!

こんな状態で完全になめてました。

当時(2007年)はまだネット情報が豊富ではなく、なんとなく調べたらヒットした薬剤師転職サイトに登録しました(サイト名は忘れました)

新卒時の僕の希望としては
・東京都内の調剤薬局
・大きな店舗がいい(勉強・経験を積みたい)
・住みやすそうな土地(だが福岡から東京で遠過ぎて事前調査できずエージェント任せ)

エージェント担当者から連絡があり、上記の希望を伝え探してもらったのが

I区 総合病院門前薬局 処方箋応需1000枚/日 薬剤師20人勤務

という薬局でした(1日1000枚とか、今でも聞いたことないくらい多い・・・)

ほっしー

じゃあここにします

軽く返事をし、そんなこんなで面接を受けました。

店舗見学はたぶんほぼできなかったと思います(できてもふーんとしか思わなかったけど)

最寄り駅の雰囲気とか街並みや周辺環境もロクに見ず帰り、内定がでたらそのまま入社しました。

入社後、地獄のような忙しさ・職場環境・周辺環境のせいでとても後悔することになります・・・(別記事で紹介します)

今回良くなかったこと

  • 希望の条件がハッキリしなかった
  • 事前の現地調査(周辺環境)を怠った
  • 複数の転職エージェントや複数の薬局を比較しなかった

今後の改善点

  • 自分の希望する条件をハッキリさせておく
  • 遠くても事前の現地調査は必要(周辺環境)
  • 複数の転職エージェントに登録し比較する
  • 複数の薬局に応募し比較する

社会経験皆無の当時の僕には何も想像がつきませんでしたし、得られる情報も限られていました。

商品を購入する時スペックや口コミ、使いやすさなど比較検討することが大事なように

同じことが転職エージェントや薬局にも言えるのだと実感しています。

ほっしー

相場を知って比較検討する!大事です!

失敗談②親戚関係×仕事関係

ある日、親戚の薬局からヘッドハンティングがありました

おば

ねぇちょっと薬剤師足りなくてピンチなの。来てくれない?

ほっしー

わ、わかりました行きます

当時僕は川崎市に住んでいて、長野県の親戚からオファーがあったのです。

親戚の薬局は僕の出身地の割と近くなので、いずれ田舎の近くには帰りたいなと思っていた僕にとってはちょうど良いと言えば良い話でした。

結局僕ら夫婦で就職することになったのですが、エージェントを通していないため雇用契約交渉はすべて自分たちで行わなければいけませんでした。

それに親戚という立場もあり、こちらの希望はほとんど言えませんでした(言えばよかった)

悪く言えば「特別高くもなく安くもない給料で、良いように使われていた」のでしょう。

プライベートのことにもズケズケと踏み込んできて、何かと文句を言われる毎日でした。

僕の妻には姑のような振る舞いで接する始末。

僕らの家族関係にもヒビが入りました。

親戚関係×仕事関係』は本当に要注意です。

仕事が原因で家族関係や親戚関係が悪化したら元も子もないですよね。

そうなる前に円満退社すべき!と思いました。

きっとスタッフの皆さんにとっても微妙な存在ですよね、経営者の甥って。

僕も同じスタッフなんだけど「経営者寄りの人」みたいに思われてたのでしょう。

似たケースで『友人関係×仕事関係』も要注意です!

具体的に言うと友人の薬局で働くことになった、とか友人と一緒に起業する、とかですね。

できるだけ避けた方がよいですし、やるならビジネスとプライベートはきっちり分けるべきだと強く実感しています。

今回良くなかったこと

  • 親戚関係と仕事関係が重なってしまったこと(公私混同)
  • 転職エージェントを利用できなかったこと(待遇面の交渉無し)

今後の改善点

  • 「親戚×仕事」や「友人×仕事」は避ける
  • やむを得ない場合、ビジネスとプライベートは100%分ける前提で話を進めること

とはいえ自分がどんなに気をつけていても相手が意識していなければ、親戚の公私混同から逃れるのは難しいんですよね。

円満退社も、普通の会社よりもハードルが高くなります。

僕の場合、3年間かけて周りから固めていって、無事円満退社できました(普通はこんなにかけなくても良いと思います)

失敗談③退職後の知識がまったくなかった

新卒で入った会社は自分に合わな過ぎて精神的に病み、1年足らずで逃げるように退職の手続きをしました

とにかく一回休みたいと思い、1ヶ月間何もせずブラブラしてから次の会社に就職しました

その1ヶ月間が無保険状態になることを、23歳当時の僕は知りませんでした

通知が来てから1ヶ月間国保で後払いしましたが、この期間に病気や事故にあった場合健康保険の適用が出来なくなりますので実は注意が必要でした

退職から入社までの間が空くので、失業保険ももらえるように手続きすればよかったと反省しています

今回良くなかったこと

  • ほぼ勢いで(逃げるように)退職したこと
  • 退職後の知識がまったくなかった

今後の改善点

  • 退職3ヶ月前くらいから計画的に転職準備をする
  • 転職前後の要点は、漏らさずエージェント担当者に聞いておく

薬剤師が転職で失敗しない6つの方法

僕の転職失敗談を踏まえて、薬剤師が転職で失敗しないための6つの方法をお伝えします

  1. 複数(2社以上)の転職エージェントから求人情報を集める
  2. 退職前に転職活動を行う
  3. 希望の条件に優先順位をつける
  4. 自己分析をする(自分を客観的に見る)
  5. 面接する職場のチェックリストをつくる
  6. 職場見学は可能な限り行う

この6つを意識することで、失敗せず転職できる確率が高くなります。

①複数の転職エージェントから求人情報を集める

1社からの求人情報だと他と比較できないので転職活動のリスクが高くなります。

「相場を知る」とか「比較検討する」意味で、少なくとも2社以上の転職エージェントから情報を得ることをおすすめします。

たくさんあるんですよね、薬剤師転職エージェントの種類。

こんなにあると、ぶっちゃけどこがいいのか迷いますよね。

悩んでしまう人はこちらを参考にしてください。もちろんすべて無料で利用でき、合わなければメール1本ですぐに解除できます。

薬剤師転職エージェントでも、取り扱う求人内容に得意分野があったり担当者の質も個人差があります。

それでもとりあえず悩む方は求人数No1のマイナビ薬剤師がいいと思います。

\とりあえず迷ったらここ/

参考のひとつとしてどうぞ。

②退職前に転職活動を行う

とにかく一刻も早くこの職場を辞めたい!!と勢いで辞めてしまうのもリスクが高いです。

退職希望のおよそ3ヶ月前から転職活動をして、確実に準備をしていきましょう。

そしてあなたの人生が華やかになるための転職をしましょう。

③希望の条件に優先順位をつける

  • 年収50万アップ
  • 週休2日
  • 自宅から近い
  • 異動がない
  • OTC少なめ
  • 有給取得率
  • 子育て支援

これらすべてを叶えるのは正直難しいので「これは絶対に外せない!」という項目をピックアップし、自分の中でぶれないようにしましょう。

④自己分析をする(自分を客観的に見る)

自分はなぜ転職したいのか?

どんな職場に転職したいのか?

を自問自答しましょう。

転職は自分と向き合うチャンスだと僕は思っています。

  • 今までどんな経験をしたのか?
  • 自分にはどんな強みがある?
  • 不得意なことは?
  • 薬剤師としてどんな働き方がしたい?

自分自身と向き合うことで、最適な職場と出会ったときに直感がはたらきます。

そしてより良い転職ができるようになります。

⑤面接する職場のチェックリストをつくる

  • 残業代は何分単位で出る?実際月どのくらい?
  • 公休は定期?不定期?月に何日ある?
  • 有給取得率は実際どのくらい?
  • 新規スタッフの教育体制はある?
  • 離職率は?
  • 休憩時間のとり方は?
  • レセコン、電子薬歴の使い心地はどうか?

自分で気になることのチェックリストをつくっておき、面接や職場見学に備えます

聞きにくいことがあれば転職エージェント担当者がサポートしてくれるはずです(その場でor後日聞いてくれる場合が多い)

「まぁいっか」で聞かないと後々後悔する箇所になってしまいます。

⑥職場見学は可能な限り行う

面接官と店舗スタッフの間で温度差がある事が多いです。

うちはこういう理念をもった会社です!!と面接時に言われても、現場のスタッフは理念なんて知らなかったり。

実際の温度感を見ておく必要があります。

できれば現場ではたらくスタッフに話を伺えれば良いですね。

業務の流れはスムーズで画一化されているか?とか導入してるレセコンや薬歴の使い心地って実際どうですか?とか聞けたら是非聞きたいポイントですよね。

数々の失敗から学び、転職成功へ!

やはりいろいろ経験すると失敗は多いです。

しかし事前に対策をすることで防げるものも多いです。

特に重要なのは以下の6つを意識することですね。

  1. 複数(2社以上)の転職エージェントから求人情報を集める
  2. 退職前に転職活動を行う
  3. 希望の条件に優先順位をつける
  4. 自己分析をする(自分を客観的に見る)
  5. 面接する職場のチェックリストをつくる
  6. 職場見学は可能な限り行う

ぜひ僕や他の方の失敗談から学び、今後の転職に生かしてください!

それでは、また。

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