こんにちは!薬局薬剤師として17年、転職を4回経験しているほっしーです。
現在は地方の調剤薬局で管理薬剤師として勤務しています。
今回は僕の転職経験を踏まえ
- 転職エージェントを利用したときの経験をもとに
- 掘り下げて
- わかりやすく
薬剤師転職エージェントの利用方法を説明します。
この記事を書いた人
名前:ほっしー(39)
職業:薬局薬剤師(管薬)
転職:4回経験あり
備考:一包化が好き。妻は病院薬剤師(パート)
薬剤師転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが、企業と求職者の間に立ち、希望や条件、将来的な目標などをもとに、最適な求人を紹介し、転職活動をサポートするサービスです。
リクルートエージェントHPより引用(転職エージェントならリクルートエージェント (r-agent.com))
自分ひとりで悩むことなく、エージェントの担当者からサポートを得ながら転職活動できます。
働きながらの転職活動は時間があまり取れなくて大変ですよね。
求人募集の情報をハローワークで探してエントリーしてみたり、ネットで会社の情報を集めてみたり、忙しい中慣れない行動を自分ひとりでこなすのはかなり大変ですしコスパが悪いです。
女性で産休や育休後の転職ならなおさら、ツテでもない限りほぼ不可能ではないでしょうか。
そんな忙しい薬剤師のために存在するのが「薬剤師転職エージェント」です。
僕は転職の際エージェントを複数比較し利用させていただいたので、メリットとデメリットも実感しています。
それらを踏まえた上で「薬剤師転職エージェントの利用」を全力でおすすめします。
必ずあなたにとってプラスになります。
薬剤師専門の転職のプロがついてくれるからとっても安心です。
転職エージェント利用の簡単な流れ
薬剤師転職エージェントを利用するための流れを簡単に説明します。
- STEP1:登録
- 各社サイトから登録します
プロフィールや転職希望時期・希望の働き方・勤務地などを入力すると1分くらいで終わります
- STEP2:カウンセリング
- 登録が完了したあとエージェント担当者からお電話かメールで連絡がありますので、ご自身の転職希望の詳細などを伝えてください
- STEP3:求人の紹介
- カウンセリングが終了すると、その人の希望に応じた求人をいくつか提案されます
- STEP4:応募➡面接
- 気になる求人の中から応募、そして面接の流れになります
履歴書の書き方や面接の際の注意点などもサポートしてくれます
(※面接に同行してくれるエージェントと同行できないエージェントがあります)
- STEP5:内定・入社
- 面接を終えたあと、エージェント経由で内定の通知があります
入社まで徹底的にサポートしてくれますが、基本的に入社後も何かあればエージェントが相談に乗ってくれますので安心です
薬剤師転職エージェントを利用してみよう
転職エージェントを利用する転職活動の流れを、具体的に見てみましょう。
STEP1:エージェントのサイトに登録する
実際にエージェントに登録するまでの流れをスマホ画面で見ていきましょう。
今回は「薬キャリAGENT」に登録してみたいと思います。
ちなみに「薬キャリAGENT」というと聞き馴染みがないかもしれませんが、あの「m3」が親会社の転職エージェントです
m3といえば日本最大級の医療情報専門サイトです
その背景から、医療機関との太いパイプがあります
薬キャリは医療機関との繋がりを活かせるので「病院・調剤薬局の求人に強い」エージェントです。
上のURLをクリックするとこのような画面が出てくるので、希望の働き方を選んで次へをクリックします。
いつ頃を目安に転職したいか、どの業種で探しているのかを選んで次へをクリックします。
お住まいのエリアを選んで次へをクリックします。
氏名と生年月日を入力し次へをクリックします。
電話番号とメールアドレスを入力、「薬剤師資格を持っている」を選び、無料登録をクリックします。
これで登録完了です。
おそらく1分ほどで終わるのではないかと思います。
STEP2:担当者とのカウンセリング
登録が完了したあとエージェント担当者からお電話かメールがありますので、ご自身の転職希望の詳細などを伝えてください。
コツは、自分のペースがぶれないように保つことです。
何故かというと、エージェント担当者によっては転職を急かしたり連絡が頻繁にありすぎて鬱陶しく感じる場合もあるからです。
急いだほうが良い理由はこうです!と言われる場合もありますが、それに乗っかると結局最後まで相手ペースで進められるので心身ともに疲れてしまいます。
あなたの転職を成功させるためにはこのスピードが必要です!この時期を逃すと選択肢が狭まる可能性があります
と言われると
あぁ・・じゃあ早くしなきゃ
ってなりますが、焦って決めたところで良い転職は保証されません。
こういった時こそ自分のペースを乱さないように心がけましょう。
ぶれない心を持つ人は、文字や言葉で常にストレートに表現します。
これは僕がぶれそうな時によくやる方法ですが
自分はぶれない
自分はぶれない
自分はぶれない
言葉にして3回唱えてから打ち合わせに臨むとよいですよ(人に聞かれないように気をつけて 笑)
転職するのは自分であり、転職エージェントはそれを徹底サポートしてくれるために存在するのですから、うまく利用しましょう。
STEP3:求人を紹介してもらおう
カウンセリングが終了すると、その人の希望に応じた求人をいくつか提案されます。
事前に出した希望をもとに担当者が選んでくれた会社ですね。
それらすべてを満たす求人とは限らず、クリアしている項目と満たしていない項目が混在する求人も少なくないと思います。
たとえば、自分の希望の中で
- 年収50万アップ
- 週休2日
- 自宅から近い
- 異動がない
- OTC少なめ
- 有給取得率
- 子育て支援
これらすべてを叶えるのは正直難しいので「これは絶対に外せない!」という項目をピックアップし、判断の基準にしましょう。
できればこの時点で、もう1社の転職エージェントに登録するとよいです。
転職エージェントは1社だけではなく複数登録し比較検討することが、よりよい転職を実現させるポイントになります。
どの転職エージェントに登録しようか迷うときは【2023年最新】薬剤師転職エージェントおすすめ5選を参考にしていただけると嬉しいです。
STEP4:応募➡面接
気になる求人の中から応募、そして面接の流れになります。
履歴書の書き方や面接の際の注意点なども担当者がサポートしてくれます(※面接に同行してくれるエージェントと同行できないエージェントがあります)
面接や見学の際、できればチェックリストをつくって聞きたいことを聞けるようにしておいた方がよいです。
- 残業代は何分単位で出る?実際月どのくらい?
- 公休は定期?不定期?月に何日ある?
- 有給取得率は実際どのくらい?
- 新規スタッフの教育体制はある?
- 離職率は?
- 休憩時間のとり方は?
- レセコン、電子薬歴の使い心地はどうか?
緊張して聞けなかったことは後日エージェント担当者が相手先に聞いてくれることも多いです
こういうサポートが手厚いの嬉しいですよね♪
STEP5:内定・入社
エージェントを通して面接の結果を聞くことになります。
できればいったん保留にしてもらい、いくつか面接し内定をもらった会社が出揃ったら吟味してから決めましょう。
返事を待たせてしまう会社もありますが、そのあたりもエージェントの担当者さんはきっちり対応説明してくれるはずです
エージェントを利用すると相手先とのやり取りを自分でしなくてよいので、とっても楽です。
自分は転職の本質的なところだけに注力できます。
入社後も、もし何か不明な点などあれば担当者と連絡が取れるようになっていますので、ひきつづきサポートしてくれますよ。
薬剤師転職エージェントを利用するデメリット
薬剤師転職エージェントを利用するメリットがたくさんあることはわかっていただけたと思います。
メリットがあるならデメリットもあるでしょ!ということで実感したデメリットを挙げていきます。
薬剤師転職エージェントを利用するデメリット
- 担当者の質にバラつきがある
- 担当者とのやり取りが頻繁で面倒
- 転職エージェントを仲介することで、企業側が転職エージェントへ紹介料を支払う(年収×30%)
実感したデメリットはこんな感じですね。
ひとつひとつ見ていきます。
担当者の質にバラつきがある
評判の良い転職エージェントでも担当者の性格や質にはバラつきがあります。
担当者さん、口コミと違ってちょっと苦手なタイプだな
そう思ったら転職エージェントに早めに相談するとよいです。
どうしても人と人ですから、合わないものは仕方ないです。
早めに担当者さんを交代してもらいましょう。
担当者とのやり取りが頻繁で面倒
転職活動中はエージェントの担当者と何度も連絡を取り合うことになるので、少々長い付き合いになります。
それが面倒と感じてしまうかもしれませんが、エージェントを利用しない方がよっぽど面倒なことが多いので、これは割り切って頑張りましょう。
次はこれ!次はこれ!!とグイグイくる担当者も少なくありません。
自分のペースが乱れてしまうのなら、正直に伝えましょう。
早めが良いです。
企業➡︎転職エージェントへ紹介料を支払う(年収×30%)
これは結論から言うと転職者が気負うべき項目ではありません。
たとえば年収500万円の薬剤師の転職だと500万×30%=150万円
この額を転職先の企業➡︎転職エージェントへ支払うことになります。
会社としても大きな額のやり取りになることが想像できます。
なんだか会社に対して悪い気がしちゃいますよね。
しかも、そう言われると
じゃあエージェント利用無しで直接交渉した方が、企業が浮いたお金で年収アップしてもらえるのでは?
という風に考える転職者もいると思います(僕もそうでした)
しかし中規模以上の薬局できちんとした人事制度がある会社だと、こういった給与交渉はまず無理です。
中小であれば年収アップになるかもですが、足元見られる可能性大なので直接交渉は基本的におすすめできません。
結果、薬剤師転職エージェントの利用をおすすめします!
僕が実際に薬剤師転職エージェントを利用してみて感じたことをまとめます。
- 転職のプロがついてくれる安心感がある
- 担当者と合わなければ早めに申し出るのがよい
- エージェントを利用するのであれば複数登録して比較検討するのがよい
「安心感」という抽象的な表現になりましたが、やはり転職のプロに助けてもらえるので「安心感」に付随するメリットはたくさんあります。
企業との細かいやり取りはエージェントに任せ、自分は「転職そのもの」に注力できます。
それだけでも大きなメリットと言えます。
ただ、合わないと思った場合はずるずるいくよりも早めに申し出て担当を変更していただきましょう。
そして複数のエージェントを同時に利用すると「どのエージェントが自分に合っているか」がわかりやすいのでおすすめです。
もし仮に転職に至らなかったとしても転職活動そのものが価値のあるものなので、自分の市場価値を確かめる意味でも有意義です。
皆さまに合った薬剤師転職エージェントが見つかるよう、このブログで全力サポートしていけたら嬉しいです。
では、また。