親戚の薬局を辞めたいんです。

この一言を、担当者にどう伝えるか迷いました。

こんにちは。薬局薬剤師のとんぷくです。薬剤師歴19年、転職は4回、管理薬剤師は通算10年やってきました。

辞める理由は、担当者にはそのまま話したほうがうまくいきます。

理由は、紹介される求人が、こちらの事情に合わせて変わるからです。
事情を知らない担当者は、条件だけを見て求人を出してきます。
条件が合っていても、同じ失敗を繰り返す求人かもしれません。

ただし、面接で話す理由と、担当者に話す理由は分けて考えてください。
そして、経歴をどこまで出すかは、また別の話です。

僕が言いにくかったこと

吹き出しの中で考えている人のイラスト

2018年、僕は親戚が経営する薬局で管理薬剤師をしていました。

辞めたい理由は、こういうものでした。

  • 親戚としての付き合い方を、見直したかった
  • 家を建てたので、通勤圏を考え直す必要があった
  • いずれ開局したい地域で、薬局の経営を学びたかった

このうち、最初のひとつが厄介でした。

仕事の関係に親戚の関係が混ざって、プライベートにも踏み込まれ、家族関係にまでヒビが入っていました。
説明しようとすると、身内の愚痴のように聞こえてしまう。
初対面の担当者に話すことではない気もしました。

この転職の経緯は薬剤師が4回転職した全記録に書いています。

話したら、紹介の中身が変わった

白衣の薬剤師が説明しているイラスト

結局、お仕事ラボの担当者には事情を話しました。

田舎の親戚関係の話で、しかも管理薬剤師の転職です。
エージェントからすれば、扱いにくい相談だったと思います。

それでも担当者は、言葉にしきれない部分まで汲み取って、ひとつずつ確認しながら進めてくれました。

紹介される薬局も、条件を満たすだけのものではなくなりました。
約半年かけたあとに「私が思うに、次の薬局が本命だと思います」と言われた薬局が、そのまま転職先になっています。

事情を知っている人が選んだ求人は、当たりが違いました。
このときのやり取りはお仕事ラボの評判・口コミは本当かにまとめています。

面接で話す理由とは、分けていい

腕を組んで並ぶ面接官のイラスト

ここを混同すると、話しにくくなります。

担当者に話す理由は、求人を選ぶための材料です。
だから、こじれた事情もそのまま伝えたほうがいい。

面接で話す理由は、採用する側が「すぐ辞めないか」を判断する材料です。
こちらは、身内の事情まで話す必要はありません。

面接する側に座ってわかったのですが、採用側は理由の中身より、次の職場で同じことが起きないかを見ています。
「通勤圏を見直したい」「経営を学べる環境で働きたい」で十分です。

伝え方は薬剤師の面接でよく聞かれる質問薬剤師の転職理由5つとうまい伝え方にまとめました。

「経歴をどこまで出すか」は、最初に決める

調剤薬局の外観のイラスト

事情を話すことと、経歴を開示することは別です。
ここを分けていなくて、僕は失敗しました。

4回目の転職の面談で、担当者から「経歴はすべて伏せてお伝えしましょうか」と聞かれました。
僕は「簡単な経歴なら大丈夫です」と答えました。

伝わったのは、30代後半、勤務エリア、薬局勤務の簡単な経歴。
これだけで、紹介先の薬局の社長に本人だと特定され、エージェントを通さずに直接連絡が来ました。

その顛末は転職エージェントを通さず、薬局から直接連絡が来たらに書いています。

担当者には全部話す。ただし、薬局に出す情報はどこまでかを最初に決めておく。
地方ほど、ここは慎重でいいと思います。

話すときに、僕が気をつけていること

事情を話すといっても、愚痴を並べるのとは違います。
僕が意識しているのは2つです。

事実と、希望を分けて話す。
「親戚が経営していて、プライベートに踏み込まれる」は事実です。
「次は、仕事とプライベートが混ざらない職場がいい」が希望です。
セットで伝えると、担当者は求人に置き換えやすくなります。

譲れないものを、先に1つ決めておく。
全部を話すと、担当者もどれが重いのか分かりません。
僕は「通勤圏」を先に決めて伝えました。

担当者の言葉をどこまで信じるかは転職エージェントの言葉、どこを信じてどこを疑うかに書いています。

事情から相談できる相手を探すなら

まとめ

ゴールの旗を指し示す男性のイラスト

言いにくい退職理由の扱いについて、押さえておくことは次の5点です。

  • 担当者にはそのまま話す。事情を知らないと、条件だけで求人が出てきます
  • 面接で話す理由とは分けていい。採用側が見ているのは「同じことが起きないか」です
  • 事情を話すことと、経歴をどこまで出すかは別の話
  • 地方では、開示する経歴の範囲を最初に決めておく
  • 話すときは事実と希望を分けて、譲れないものを1つ先に決める

言いにくい事情があるほど、条件だけで選ぶと同じ場所に戻ります。
話しにくいことこそ、間に入る人には伝えておいたほうがいいというのが、4回やってみての実感です。

どの会社を使うかは【2026年最新】薬剤師転職エージェントおすすめ5選にまとめています。

それでは、また。